組織遂行力メールマガジン[バンクナンバー]

【BC-News Vol.128】なぜ「成功事例」は組織で共有されないのか?

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■■ エグゼクティブ・次世代ビジネスリーダーの組織遂行力向上マガジン
■■ Businesscoaching News Vol.128 * 2008/06/12
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://bcs.businesscoach.co.jp ━
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■■ Table of Contents ■■
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【1】現場を読む
―> なぜ「成功事例」は組織で共有されないのか?

【2】ビジネスコーチの目
―> 思考の枠

【3】ビジネスコーチからセミナーのご案内
http://www.businesscoach.co.jp/service/seminar.html
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今号からメールマガジンをリニューアルをします。

題して
『エグゼクティブ・次世代ビジネスリーダーの組織遂行力向上マガジン』。

隔週木曜日にお送りします。

組織を率いる立場にあるエグゼクティブや
次世代ビジネスリーダーの方々にとって
ご自身でビジネスコーチングを実践する際の参考になれば幸いです。

                           青木 裕

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┃【1】現場を読む
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ビジネスコーチの橋場 剛です。

この3年間、クライアント企業の組織遂行力向上・業績向上の
お手伝いをさせていただく経験から
最近、分かってきたことがあります。

「あるちょっとした活動」が行われていないために
組織の戦略や計画に対する遂行力が妨げられています。
一体、何が行われていないのでしょうか?

それは「成功事例の共有化」。

会議で管理職・マネージャーのみなさんに
「どうやったらもっと成果が上がりますか?」と投げかけると
みなさんは口を揃えてこう言うのです。
次の一手は「成功事例を共有化することです」と。

でも実際には成功事例はなかなか共有化されない。

自発的に成功事例を提供しようとする人もいなければ
自ら成功事例を聞きに行こうとする人もいない。
その重要性を頭では分かっていても、実践できない・・・。

では、成功事例が共有化されない原因はどこにあるのでしょうか?

組織の中でのお互いの信頼関係ができていないとか
成功体験そのものがないといった理由ももちろんあります。
しかし最大の理由は、「自分が成功体験を持っている」ことを
認識できていないからです。

例えば、
「最近こんな経験をしたけど、この程度では成功事例とは言えないな」
「成功事例? ないことはないんだけど、周りに自慢に聞こえたら嫌だな」
「自分の体験を共有化してもいいけれど、きっと誰の役にも立たないだろうな」

と、頭の中の思考はこんな具合でしょうか。

自分の経験が「成功体験」かどうかは他人が決めれば良いことです。
自分で判断する必要はないのに、人間はつい自分で判断を下してしまいがちです。
重要なのは、提供された情報が「相手」にとって役に立つかどうかです。

いま私はあるメーカーの業績向上をお手伝いさせていただいているのですが
会議の場で成功事例がなかなか共有化されないので
会議に参加している管理職のみなさんに私はこう言いました。

「成功事例かどうかは話してみないと分かりません。
他のメンバーの役に立ったり、参考になる部分が1つでもあれば
それが成功事例です。
みなさんが『行動した事実』と『その結果』を話していただけますか?」

するとあるマネージャーのAさんが
クライアントとの取引額をここ数年で10倍以上にした経験と
どうやってそれを実現したかについて、会議の場で共有してくださいました。

私はすかさず会議の参加者全員に尋ねました。

「いまのAさんの話、役に立った方は手を挙げていただけますか?」

するとサッと10人くらいの手が挙がりました。

成功事例を引き出すにはコツがあります。
「成功事例はありますか?」というような相手の主観に判断をゆだねる質問では
答えにくいため、決して成功事例は引き出されません。

例えば
「取引額を数倍に増やした事例をお持ちの方はいらっしゃいますか?」
「最近、競合会社に勝つ経験をした方はいらっしゃいますか?」
といったようにより具体的な聞き方をする(事実を質問する)と
成功事例はずっと引き出しやすくなります。

事前に支店や部門でトップの成績を上げている人の名前を聞き出しておいて
さりげなくその方を指名してみる、といったことも効果的です。

組織で高い成果を上げていただくためには
成功事例をタイムリーに共有化し、すぐに実践に移す習慣をつけていく。
ビジネスコーチングによる組織遂行力の向上には重要な視点です。

「自分の体験は共有化するに値しない」
「自分のやり方は絶対に正しい」

といったある種の思い込みや先入観のことを
ビジネスコーチングでは「思考の枠」と呼びます。

強い組織・成果の上がる組織を作るためには
いかにビジネスコーチが「思考の枠」を外し、
対話の促進、情報の共有化を促進できるかが重要なのです。

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┃【2】ビジネスコーチの目
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◆ 思考の枠

産業再生機構のCOOをされていた冨山和彦さんは
著書「指一本の執念が勝負を決める」(2007年、ファーストプレス)
の中でこんなことを書かれています。

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「リーダーに求められるのは、不断の自己否定」

よく経営ってこうだ、ああだといわれますが、
現実には経営に完成形はありません。
たとえば、当り前のことを当たり前にやるのが大事だといわれても、
現実には難しいのです。なぜかというと、その当たり前の中身自体が
変わりますから。
そこで求められるのが「不断の自己否定」なのです。
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日常生活は思い込みでいっぱいです。

「自分の経験は成功事例とは言えない」
「自分の体験は他人に話す価値はない」
といったようなこともすべて個人の「思い込み」です。

このように私たちが無意識のうちに持ってしまっている
思い込みや先入観や固定観念のことをビジネスコーチングでは
「思考の枠」と呼びます。

役職が上になればなるほど、
また成功体験が多ければ多いほど、
この「思考の枠」は厚くなってくるようです。

なぜなら、役職が高く、成功体験が多い人は
「自分はこのやり方で結果を出してきた。
だから次もこのやり方を実践すれば成功するに違いない」
と思ってしまうからです。

しかしながら、市場環境も組織の風土も部下の心も気持ちも
短い時間で目まぐるしく変わっているのがいまの時代です。

部下を変えようとする前に
リーダー・管理職自身が周囲との対話によって「思考の枠」を外し、

「もっといいやり方はないか?」
「本当にこのやり方がベストなのか?」
「自分のやり方は長期的に見て正しいのか?」

というように建設的な自己否定を意識的にできるということが
人と組織を成長・進化させる上で極めて重要な要素なのです。

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┃【3】ビジネスコーチからセミナーのご案内
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ビジネスコーチ株式会社では、各種セミナーを開催しております。
ぜひ、ご活用ください。

■□ 6月開催 □■
◇ 6月16日(月) 18:30~20:30 ◇
組織の目標遂行力を高めるビジネスコーチング体験会【参加無料】
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◇ 6月24日(火) 14:00~17:00 ◇
『あの人と、なぜ意見が食い違うのか?』【5,250円】
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◇ 6月25日(水) 14:00~16:30 ◇
『働きやすい職場をつくる7つの方法』(基礎編)【15,000円】
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ビジネスコーチスクール オープンクラス【参加無料】
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『超実践!自問自答式 経営力変革セミナー』【8,000円】
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※主催:(財)東京都中小企業振興公社

◇ 7月29日(火) 13:30~16:30 ◇
『働きやすい職場をつくる7つの方法』(基礎編)【15,000円】
http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/bcsemi/0806/index.html
※主催:日経ビジネス
共催:ビジネスコーチ株式会社
※「日経ビジネス」半年間(25冊)の購読付

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┃ 編集後記
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メルマガ担当の青木です。

先日、ビジネスコーチスクール卒業生のお一人から
じっくりお話しを伺う機会がありました。

職務は、営業系の管理職として、直接の部下が6名、
配下には60名以上の部下がいる組織を率いている方です。

「部下は子供と同じ。時には不良になって家出をするときもある。
中学生や高校生のときに、自分ひとりで何でもできると思う時期が
あるのと同じです。でも、これってすごい良い成長の仕方を
しているんです。」

感動しました。

部下を忍耐強く、そして温かく見守るというのは
こういう心境なんですね。

それでは、次回配信(6/26(木))をお楽しみに。

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──配信停止やメールアドレスの変更をご希望の方へ───────────
配信停止やメールアドレスの変更をご希望の方は、
こちらよりお願いいたします。
https://moushikomi.businesscoach.co.jp/merumaga/index2.html
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■ Businesscoaching News
■ 編集長 :青木 裕
■ 発 行 :ビジネスコーチ株式会社
東京都千代田区麹町3-12-5 近代ビル8階
TEL:03-3556-5271
http://www.businesscoach.co.jp/ 会社案内
http://bcs.businesscoach.co.jp/ ビジネスコーチスクール
■ 配 信 :隔週木曜日
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