■ビジネスコーチングのテーマは何?
社内における発言・報告・連絡の回数を増やし、社長と幹部社員とのコミュニケーションを向上させ、モチベーションが上がることによって社員自ら自発的な行動を起こし、会社の業績を120%上げることを目標としました。
■ビジネスコーチング開始時のクライアントの状態は?
社長(私)が21年前の30歳の時に飲食業のコンサルティングと営業委託を行う会社を創業し、一時は100名を超える従業員を抱える会社に成長しました。
しかし、社長の経営管理能力のなさによる従業員の造反やバブル崩壊、飲食業の衰退などにより、現在はコンピューターのシステム開発やOA事務・受付・接客・調理の人材派遣・紹介・委託請負という業務内容に変わりました。
先が見えない状態の中で、権限や業務を委譲できず、人材の募集・面接・教育・営業・管理のほとんどを社長が行うことによって社員とのコミュニケーションも少なくなり、社内における発言・報告・連絡はめっきり少なくなりました。
当然ながらモチベーションも下がり、従業員も売上も最盛期の3分の1に下がってしまいました。
IT成長期に面接のスキルチェックやオーダーの案件内容の掌握・単金交渉などの知識もなく、ITに詳しい友人もいない社長にとってすべての業務をこなすのは土台無理なことで、今後この業界の人材を確保できるのか、営業はどうしていくのか、51歳の社長が経営する会社の将来は多くの問題を抱えていました。
(ビジネスコーチングプラン)で、どのようなビジネスコーチングを実施したのか?
1to1のエグゼクティブコーチングを月2回3ヶ月間、タクティックミーティングを3ヵ月毎で計2回、アクションミーティングを月2~3回3ヶ月間、合計6ヶ月以内で目標を達成させるプランで行いました。
クライアントは私が社長をつとめる会社ということもあって、現状を再度正確に把握するためにビジネスコーチ社にお願いして私(社長)への対面でのエグゼクティブコーチングを依頼しました。
次に、エグゼクティブコーチングを始めて2ヶ月目に社内におけるコミュニケーションがなぜ少ないのかを知るために、社長に「部下からの信頼度チェック」を行いました。
より正確に状態を把握するために、社長自ら出向いて全従業員および得意先に出向いて各1時間「傾聴」と「承認」を2ヶ月行いました。
また、オーガニゼーションコーチングのスキルを使い「従業員との個別の価値観」を将来にわたって受容し、「組織の価値観」と「ビジョン」を共有し「コミットメント」しました。
さらに、社内の発言・報告・連絡を増やすために社長から社員に対して自ら行うホウレンソウ、「新ホウレンソウ」を行い、コミュニケーションを改善しました。
タクティックミーティングでは社員自ら短期的に業績を120%も上げるために何をどうすべきなのかを具体的数値を元に十分納得するまで話し合いました。
平行して行ったアクションミーティングでは「アイスブレーク」から始めて、「4つの質問」を毎回行うことによって人材の募集・面接・教育・営業・管理の各方法を検討し、解決案を具体的に策定し、アクションミーティングの開催を習慣化しました。
■クライアントは実際にどのような行動を起こし、その結果どのような成果が上がったか?
エグゼクティブコーチングや「部下からの信頼度チェック」、従業員や得意先からのリサーチによって、社長が「思考の枠」にとらわれていたことが従業員からの報告や相談を躊躇させていたことが分かりました。
そこで、「オーガニゼーションコーチング」のスキルをフルに使うことによって従業員の「個人の価値観」を受容し、人生の達成目標を時系列で具体的にリンクさせることによって会社の達成目標と共に「コミットメント」することができました。
毎朝定時に社長から率先して失敗の報告も含めて連絡・相談をすることによって情報不足によるトラブルも極端に減り、社内に案件内容・場所・人数・スキルが明記された連絡用ボードまで掛けられ、社長がいない時にも常時ミーティングが行われるようになりました。
本社内の従業員が会社の売上目標を上げるための人材募集や、やりがいの出るインセンティブプランを提案するなど、自発的に動き出しました。
他社で心の病で辞めて弊社に入社した若手営業マンが弊社の次期社長を目指しどんどん売上を伸ばし始めたり、成績の上がらない営業マンが自分から現場に回ったり、他社から営業マンが入社することで、社長が常時会社にいなくとも売上が上がり始めました。
総務の従業員も、古くから使用している帳票を自分から分かりやすいフォーマットに変えたり、営業用の資料を作成したりするようになりました。
現場に出向・派遣しているスタッフも月1回の帰社日を設けて懇親会を行いました。
意思の疎通が少しずつでき始め、知り合いの人材を会社に紹介することや帰属意識が深まるという成果がでました。
結果、前年対125%を達成することができました。








